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プロジェクト

スエズ運河の下を通るアハメド・ハムディ・トンネルの改修

概要

付近見取図

アハメド・ハムディ・トンネルは、スエズ運河の下を横断する自動車道路トンネルです。元々はシールドトンネルとして1983年に英国政府により建設されました。全長は1.63km、外径は11.6mです。

完成後間もなく、鉄筋コンクリート覆工部分から海水が漏水していることがわかりました。海水はまたたく間に鉄筋を腐食させ、コンクリートの劣化が進行して、トンネル覆工の深刻な劣化を引き起こしました。

これに対し、日本政府はエジプト政府の要請を受け、本トンネルの改修工事を実施しました。

日本シビックコンサルタントの役割

1992年、日本政府の無償資金援助により、トンネルの改修プロジェクトが始まりました。私たちは、日本工営とともにジョイントベンチャーを設立し、日本政府の要請を請けて本プロジェクトに参画しました。私たちはトンネル覆工の劣化状況を調査し、適切な改修方法の決定、設計、現場工事監督、そして監視・保守システムの導入に至る業務を行いました。

改修方法の技術的特徴

トンネル内への水の浸入を防ぐため、厚さ2mmの防水シートを既設のトンネル覆工内部に敷設する必要がありました。そこで、トンネル内に溜まった水を抜くポンプ排水システムをトンネル底部に設置した後、新旧の覆工体の間に防水シートを挟み込むかたちで、一次覆工内面に鉄筋コンクリートの二次覆工を施しました。二次覆工は構造上、既設のトンネルセグメントから独立した設計としました。

垂直断面