
交通施設分野
事業のミッション
トンネル設計の専門家として日本の交通インフラ整備を支える。
トンネルの大きさ、ルート、深さ、構造などを設計。
国・地方自治体・高速道路事業者などの新たな道路計画、また、鉄道会社の新線・延伸計画にトンネルの専門家として参画します。例えばA地点からB地点までトンネルを通す場合に、どのような大きさ、ルート、深さ、構造にするのかを計画します。さらに、トンネルを掘削する地盤、ルート周辺の地下構造物や地上の建設物など、あらゆる条件を考慮し、安心、安全、長寿命のトンネルを実現させるべく設計を行います。
安全なトンネルを提供することで地域の利便性向上に貢献する。
私たちは、トンネル設計を専門とするコンサルタントとして計画に参画することで、人々の利便性を向上させ、暮らしやすく魅力的な都市の実現に貢献します。
事業の詳細
鉄道施設におけるトンネル設計
都市の地下は、あらゆる地下構造物が縦横無尽に錯綜しています。そのようなところに新たな鉄道トンネルを建設するためには、地下における高度な技術と、何より豊富な設計ノウハウが欠かせません。私たちは、鉄道の新線・延伸計画において複雑な都市の地下に新たなトンネルを設計する知見に長けたトンネルの専門家として力を発揮しています。
道路施設におけるトンネル設計
交通網のミッシングリンクを埋めるために、日本の交通インフラにはトンネルを必要とする場面が多く出てきます。私たちは、創業から培ってきたシールドトンネル技術はもちろん、山を貫く山岳工法、地面から地盤を掘削する開削工法、海底にトンネルを沈める沈埋工法など、多数のトンネル設計の知見があります。これらの技術を活かし、日本の交通網を充実させるべくトンネル設計にあたっています。
共同溝の設計
近年、電話・電気・ガス・水道・下水道などの生活インフラを一つのトンネルにまとめる「共同溝」や無電柱化を進める「電線共同溝」の整備が急がれています。共同溝は地震や台風などの自然災害に強く、また、非常に管理しやすい利点があります。無電柱化による地上の景観の向上も大きなメリットです。こうしたライフラインの整備にもトンネルの専門家としてノウハウを発揮しています。
事業の強み
都市部における地下構造物建設に最適なシールドトンネル設計に長けています。
シールドトンネルは、シールドマシンと呼ばれる機械で地中を掘り進むシールド工法によってつくられます。そのため、地上の生活を妨げることなくトンネルをつくることが可能であり、都市部における多くのインフラ整備で力を発揮しています。私たちは創業からシールド工法による設計のノウハウを積み重ね、件数・内容ともに、国内でトップクラスの豊富な実績を残しています。
国内トップクラスのシールドトンネル設計実績。積み重ねてきた知見は他の追随を許しません。
当社には、鉄道や道路はもちろん、治水・利水のためのトンネルや、その他あらゆる種類の地下構造物の設計を手掛けてきた歴史があります。トンネルが完成するまでには、思いがけない難題に直面することが多々あります。突破不可能に見える課題を打破するためには、何よりも経験によるノウハウや知見を持つ多くの技術者がいる組織体制が強みになります。数多くの難題を“解決してきた”経験の積み重ねが、私たちの強みです。
事業の実績
横浜北西線
横浜北西線は、東名高速の横浜青葉JCTから第三京浜の横浜港北JCTを結ぶ自動車専用道路で、延長7.1kmのうち、約4.1kmがトンネル構造になります。開通により、東名高速から横浜港までのアクセス性が向上。物流の効率化、災害時の道路ネットワークの信頼性向上、交通渋滞の緩和に貢献しています。

国道357号の東京港トンネル
国道357号東京港トンネルは、首都高速湾岸線と並行して整備され、延長1.9kmのうち、約1.3kmは海底トンネル区間となっています。開通により、東京湾に面する千葉・東京・神奈川の各都市が結ばれ、新たな道路ネットワークが完成しました。湾岸エリアの物流拠点を効率的に結び、経済活動を支える道路となっています。

相鉄・東急直通線の新横浜トンネル・綱島トンネル
相鉄・東急直通線は、相鉄・JR直通線の横浜羽沢駅から東急線の日吉駅を結ぶ約10.0kmの路線です。開通により、相鉄線と東急線の相互直通運転が可能となり、横浜市西部や神奈川県央部と東京都心部がつながりました。鉄道の利便性向上とともに沿線地域の活性化に貢献しています。
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