水環境分野
事業案内

水環境分野

Water environment

事業のミッション

災害に強い上下水道、地下調節池などのインフラづくりを支える。

災害対策に有効とされる
地下構造物の新設や改修に力を発揮しています。

現在、日本全体で災害に強いインフラづくりが急ピッチで進められています。例えば、地震対策として、上下水道の更なる耐震化や老朽管の補強・更新が進められています。また、大雨などによる冠水や河川氾濫を防ぐための地下河川や貯留施設の建設なども進められています。これらは災害への有効な対策として期待されています。

私たちはこうした、災害に強い都市をつくるためのインフラ整備計画において、トンネル設計の専門家として数多くのプロジェクトで力を発揮しています。災害時においても可能な限り「いつもの生活」を送れるような強靭なインフラを世の中に行き渡らせることが、私たちの使命です。

事業の詳細

上水道、下水道におけるトンネル新設や改修時の計画・設計

私たちは、河川〜浄水場〜各地域を結ぶ水道の管路施設、あるいは、生活排水や雨水を下水処理場まで結ぶ下水道の管路施設のうち、大規模な管路トンネルの実現化に向けて専門性の高い設計技術で貢献しています。大きな地震が発生した後も給排水をストップさせないためのトンネル計画を行い、強靭なインフラづくりに貢献しています。

河川の氾濫を防ぐ地下調節池など地下構造物の計画・設計

近年、日本においてもゲリラ豪雨などの大雨による災害が年々甚大化し、問題となっています。この事態の対策として地下調節池があります。都市部の地下に長距離にわたって施設をつくるには、シールド工法による建設が最有力工法です。私たちは、シールド工法の専門家として期待されています。

老朽化した上下水道の補修計画

高度経済成長期に建設された上下水道は、老朽化による劣化が問題となっており、対策が急がれています。新規に上下水道を敷設するよりも劣化した上下水道の補修を行うことが効率的なため、補修工事のニーズが増えています。私たちは、補修計画・設計の立案に力を発揮しています。

エネルギーパイプラインの計画・設計

ガスや石油などを運ぶためのエネルギーパイプラインも日本各地に敷設されています。日本は地震国のため、こうしたパイプラインは地下に敷設されるケースがほとんどです。パイプラインは、およそ地下数十メートル、長さ数十キロに渡ることが多く、建設時にはシールド工法が採用されており、私たちは、計画段階から専門家として参画しています。

事業の強み

現実的な計画・設計をすること。

トンネルの設計には複数の段階があり、計画の進行に合わせて予備設計、基本設計、詳細設計と、「トンネルのつくり方」を明らかにしていくことが一般的です。私たちは最初の予備設計の段階から、実際につくることができるトンネルを念頭に、できるだけ細部まで詳細に考え抜いた設計を行っています。それは、豊富な経験を持つ私たちだからこそ可能であると自負しています。

事業の実績

外郭放水路第3工区トンネル

概要

中川・綾瀬川流域は水が溜まりやすく、流れ出しにくい地形のため、度重なる水害に悩まされており、流れてきた水の貯留・放水対策の一環として計画されました。 当社は、未整備であった内水圧の作用するシールドトンネルの設計基準作りから携わり、外郭放水路の試設計を行いました。その基準をもとに、環状7号線地下調節地、寝屋川放水路等もつくられています。

外郭放水路第3工区トンネル

霞ヶ浦導水路

概要

霞ヶ浦導水事業は、那珂川、霞ヶ浦および利根川下流部を結ぶ流況調整河川の整備事業で、6工区に分けてシールド工法で整備する計画です。当社は石岡トンネルのうち未整備区間の第1工区(延長3.8㎞)と第5工区(延長4.5km)について、既往成果、経済性、工程短縮、施工性、環境面等を考慮し、シールドトンネルの実施設計、および付帯施設の修正設計、施設点検を行いました。

霞ヶ浦導水路

江東幹線

概要

豪雨などによる浸水被害の軽減・解消を目指して行われている再構築事業の一環として、江東幹線の変更実施検討を行いました。幹線のシールドトンネルの実施設計のほか、暫定貯留設備(仮壁、排水ポンプ設備、配管設備、電気設備)等の設計を行いました。

江東幹線
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